こんにちは、たかみーです!
前回の記事でJALが保有するエアバス社の機種をまとめた記事を書きましたが、今回からA350-900とA350-1000それぞれについて書いていこうと思います。
JALのエアバスの記事はこちら
JALの飛行機の種類(エアバス編)
B777の後継機となる国際線の新フラッグシップ「エアバスA350-1000」
まずはA350-900になります!

A350-900は、現在は退役しているB777-200ERの後継機となる国内線の新フラッグシップとして2019年に就航しました。
それまでJALが保有していた機種のほとんどがボーイング製でしたが、A350-900がJALに新しい風を吹き込みました。
JALは2002年にJAL・ANAとともに日本の三大航空会社の一翼を担っていたJAS(日本エアシステム)と経営統合し、JASが運航していたA300-600を経営統合後も引き継いで運航していたので、エアバスを運航していたことがありますが、JALとしてはこのA350-900が初めてのエアバスの導入となります。
また、JALのエアバス初導入と同時に日本初のA350型機の導入にもなりました。
【JAL公式サイト】
A350-900 特設ページ

そんなA350-900は導入以来、羽田-新千歳・伊丹・福岡・那覇や伊丹-那覇などの幹線で運航されています。
でも、実はA350は国際線の長距離運用を前提として製造されている飛行機なんです。
なので短距離となる国内線で運航するのは世界でJALが初めてなんだそうです。
A350-900の導入をJALにとって初づくしだったみたいですね。
現在は変わらず国内線のみで運航されていますが、JALは2024年3月に国際線仕様のA350-900を20機導入することを決定して、その後7月に発注したことが発表されまして、2027年に国際線に導入される予定となっています。
すでにJALの顔はボーイングからエアバスになっていますが、これからますます存在感が増していきそうですね。
全席に個人モニターがついていて、機内設備も最新で居住性も良く快適なようなので、一度は乗ってみたいです!
JALがA350を導入するに至ったプロジェクトについて、JALのWebマガジンで連載されているのでリンクを貼っておきます!
【OnTrip JAL】
なぜAIRBUS機だったのか。プロジェクトチームの7年にわたる挑戦
こだわったのは“日本の伝統美”。全く新たな室内空間を目指した開発ストーリー
ということで、ここからA350-900の特徴を紹介していきます。

A350-900の見た目には以下のような特徴があります。
(1)顔がたぬき顔
(2)非常口は片側に4つ
(3)翼の先端に「ウイングレット」と呼ばれる燃費向上を目的とした小さな翼が付いている
(4)しっぽが伸びていて先端が筒型になっている
(5)メインギアと呼ばれる機体の真ん中にある車輪が左右それぞれ4本ずつ

A350-900の顔を拡大した写真になりますが、コックピットの窓が少し垂れていてたぬき顔になっていますよね。
伝わりますかね?笑

実際にたぬきのイラストと見比べてみるとA350のたぬき感がわかると思います!

こちらはウイングレットを拡大した写真になります。
先端の塗装は色の境がハッキリしているANAと違ってグラデーションがかかっています。
このウイングレットの高さは約2.4mあるみたいですが、これはサッカーゴールの高さ(2.44m)と同じくらいなんだそうです!

こちらはしっぽを拡大した写真になります。
先端が筒型になっていて、ANAの機体と比べてもらうとわかりますが、A320シリーズよりもしっぽは細めです。

車輪は見た目がほぼ同じA350-1000と見分ける1番のポイントになっています。
A350-1000の記事でも書きますがA350-1000は車輪がB777と同じく左右それぞれ6本ついていて、こちらのA350-900は左右それぞれ4本になっています。
窓の数でも見分けることはできるのですが、ぱっと見だとわかりにくいので車輪の本数で見分けるのがオススメです!
ということで、A350-900の紹介でした!
A350-900の機材表記は「359」になります。
【機内座席配置】
359(A350-900)