ローカル線を支える小型機「ボーイング737」/ANA(ANAウイングス)

飛行機
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前回はANAが運用しているボーイング社の機種を紹介しましたが、今回からはそれぞれの機種について詳しく紹介していこうと思います。

今回はローカル線を中心に運航されている小型機のボーイング737(以下B737)です。

B737の中でも現在ANAで運航されているのは、B737-800型機になります。

※2024年10月1日よりB737の運航がANAからANAウイングスに一元化されたため、今後はANA本体でのB737の運航はなくなりANAウイングスのみとなります。(本ブログでは統一してANAとします)

B737-800

B737-800の見た目は以下のような特徴があります。

(1)非常口が片側に4つあり、前方に1つ、真ん中に2つ、後方に1つ
(2)翼の先端に「ウイングレット」と呼ばれる燃費向上を目的とした小さな翼が付いている
(3)エンジンの形が円形ではなく、おにぎりのような形をしている
(4)垂直尾翼の角度が途中からなだらかになっている
(5)しっぽが短い(ストンと切り落としたような形でほぼない)
(6)メインギアと呼ばれる機体の真ん中にある車輪が左右それぞれ1本×2

こちらの写真だとしっぽの短さがわかるかと思いますが、他の機種はしっぽが長いので、B737の一番わかりやすい特徴になると思います。

B767やエアバスのA320やA321とも見た目が似ているので、パッと見わかりにくいですが、しっぽを見れば一発で見分けがつきます。

ぜひ特徴を覚えて空港でB737を探してみてください。

また、現在は引退していますが、1つ前の型のB737-700型機になると基本的に見た目は同じなのですが、機体の真ん中の非常口が1つになります。

そしてさらに古い型のB737-500型機もせっかくなので、紹介したいと思います。

B737-500はエンジンにイルカのキャラクターが描かれていて、通称「スーパードルフィン」で親しまれていました。

B737-500「スーパードルフィン」

B737-700と同じく現在は引退していますが、1機だけ残っており、ANAの格納庫で整備士の訓練専用機として使われています。

ANAが企画・開催している機体工場見学会「ANA Blue Hangar Tour」に参加すると、こちらのスーパードルフィンを見ることができます。

追記:ANA Blue Hangar Tourについてはこちら
ANAの飛行機を間近で見られる格納庫の見学ツアー

ちなみにこちらはスーパードルフィンのエンジンを前から撮影した写真なのですが、上で紹介したB737の特徴にありました、エンジンがおにぎりのような形をしているということが、こちらの写真でわかるかと思います。

おにぎりというのか、饅頭というのか、エンジンの下の部分が少し潰れたような形をしていますね。

ボーイングのまとめ記事でも書きましたが、B737 の機材表記は「738」になります。

ぜひ予約する際の参考にしてみてください。

【シートマップ】
738(B737-800)

ということでB737の特徴の紹介でした。

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