JALにとって初めてのハイテク機「ボーイング767」/JAL

飛行機
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こんにちは、たかみーです!

前回はB737を紹介したので、今回はB767を紹介したいと思います!

B767

現在JALが所有しているB767はB767-300ER型機になります。

国内線はB737と同じくローカル線をメインに運航されていて、国際線はアジア路線を中心にハワイやグアムなどの北米・オセアニア路線でも運航されています。

B767-300ERは2003年に導入されましたが、JALでの1番最初のB767は1985年のB767-200型機になります。

B767はグラスコックピットと呼ばれるアナログ計器ではなくブラウン管や液晶のディスプレイに情報を表示する技術が採用されたり、オートパイロット機能が搭載されたりした最先端の機種でした。

この操縦システムは現在のボーイング社の最新機種のB787まで続いていて、B767は先駆けとなる機種なんです!

また、それまでは機長と副操縦士以外に多くの計器類を確認する「航空機関士」も乗務する3名体制で運航されてましたが、B767で計器がデジタル化されたことで現在では当たり前となっている機長と副操縦士の2名体制での運航が可能となりました。

そんなB767は当時JALにとって初めてのハイテク機でした。

B777やB787などほかの機種と比べたらあまり目立たない存在ですが、40年近くJALの国内外の路線を支えてきた優秀な大ベテランなんですよね…!

ということで、ここからB767の特徴を紹介していきます。

B767

B767の見た目は以下のような特徴があります。

(1)非常口が片側に4つあり、前方に1つ、真ん中に2つ、後方に1つ
(2)真っ直ぐ伸びて先端が辺になっている翼
(3)しっぽが丸みを帯びている
(4)メインギアと呼ばれる機体の真ん中にある車輪が左右それぞれ2本×2

B767のしっぽ

しっぽはこちらの写真だと形がわかりやすいかと思います。

蜂のおしりみたいな形状になっています。

ウィングレット付きB767

また、B767にはB737と同じく、翼に燃費向上を目的とした「ウィングレット」が付いた機材もあります。

翼以外の見た目は同じです。

このウィングレットがついている機材は国際線仕様になりますが、現在JALはB767の国際線仕様を国内線にも投入することがあるので、このウィングレット付きの機材も国内線で運航されているときがあります。

左:B767/右:B737

B767のウィングレット付きの機体はB737とパッと見だと違いがわかりにくいですが、しっぽの形状が違うので、ここを見てもらうとすぐにどちらの機種か判断できると思います。

顔の形状も違いますが、慣れるまでは他の機種も含めてそこだけで判断するのは難しいと思うので、ぜひしっぽに注目してみてください。

B767の老朽化や人口減少、コロナ禍からの需要が戻りきらないなどの影響で、JALはB767の後継機として国際線は同じ中型機のA350-900やB787-9、国内線は小型化させてA321 neoを新たに導入することを決めたため、今後B767がこれらの機種に置き換わって見られる機会が減ってきそうですね。

B767の機材表記は国内線・国際線ともに「763」になります。

【機内座席配置】
763(B767-300ER)

以上、B767の紹介でした!

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