南西航空時代からJALグループを支える「ボーイング737」/JAL

飛行機
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こんにちは、たかみーです!

前回JALが現在所有しているボーイング社の機種を紹介したので、今回からそれぞれの機種について書いていこうと思います。

まずB737のことを紹介していきます。

現在JALが運航しているB737-800型機は2007年に就航し、国内のローカル線を中心に運航されていて、国際線においても中国や韓国などの一部のアジア路線でも運航されています。

JALがB737シリーズを導入して本格的に運航を始めたのは、1995年のB747-400型機からになります。

B737-400は2019年に退役とつい最近まで飛んでいたのですが、このB737-400には機体ごとにそれぞれが就航した季節にちなんだ花の塗装が施されていました。

そのため「フラワージェット」の愛称で親しまれていました。(写真がないので、JALのサイトでぜひ見ていただけたらと思います)

【JAL 機材の歴史】
1995-2019:B737-400

ちなみにJAL本体では1995年に導入していますが、JALグループとしてはもっと前からB737を導入していました。

JALグループの1つで沖縄を拠点としている「JTA(日本トランスオーシャン航空)」が、前身の南西航空時代にB737を導入しました。

1967年6月20日に沖縄の琉球航空にJALが出資して南西航空が誕生し、1993年7月1日に現在のJTAに社名を変更したのですが、南西航空だった頃の1978年7月17日に初のジェット旅客機となるB737-200型機を導入しました。

実はこの導入して間もない頃に南西航空からJAL本体にB737-200を3ヶ月間だけウェット・リース(※)していたそうです。

※補足
【ウェット・リース】
貸主が航空機、乗員、メンテナンス、保険をセットにして貸し出すこと。1ヶ月〜2年の短期間でのリースが多い。
【ドライ・リース】
メンテナンスや保険、乗員は借りる側が用意して、貸主は航空機のみ貸し出すこと。2年以上の長期間のリースが多い。

なのでJALでのB737の導入は1995年からですが、そこで初めて運航したわけではないようですね。

ということでここから現在運航しているB737-800の特徴を紹介したいと思います。

ANAのB737を紹介したときと内容は同じになってしまいますが、これが初めての方もいらっしゃるので改めて書いていきます。

B737-800の見た目は以下のような特徴があります。

(1)非常口が片側に4つあり、前方に1つ、真ん中に2つ、後方に1つ
(2)翼の先端に「ウイングレット」と呼ばれる燃費向上を目的とした小さな翼が付いている
(3)エンジンの形が円形ではなく、おにぎりのような形をしている
(4)垂直尾翼の角度が途中からなだらかになっている
(5)しっぽが短い(ストンと切り落としたような形でほぼない)
(6)メインギアと呼ばれる機体の真ん中にある車輪が左右それぞれ1本×2

こちらの写真だとしっぽの短さがわかるかと思いますが、他の機種はしっぽが長いのでB737の一番わかりやすい特徴になると思います。

JALは2023年にB737-800の後継機となるボーイングの新モデル「B737-8型機」(B737 MAXシリーズ)を21機発注し、2026年からB737-8の導入開始を目指しているそうです。

プレスリリース:JAL、ボーイング737-8型機 21機の購入契約を締結

JALのプレスリリースから画像はお借りしてきまして、上のイメージのような機体になるようです。

2026年以降少しずつB737-8に置き換わっていくかと思いますが、現在JALが所有しているB737-800はリース含めて62機なので、すべて置き換えるわけではなさそうです。

ちなみにJALがボーイングの新モデルを発注するのは18年ぶりとなります。

JALのボーイングのまとめ記事でも書きましたが、予約時のB737の機材表記は国内線・国際線ともに「738」と「73H」となります。

【機内座席配置】
738/73H(B737-800)

以上、JALのB737の紹介でした!

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