ANAのボーイングシリーズの最後は、一番若い「ボーイング787」(以下B787)について紹介していきます!
B787は中型機に分類されるのですが、B777と同じくワイドボディと呼ばれる機内に通路が2つあるタイプで、機材によっては大型機のB777よりも座席数が多いこともあります。
このB787はタイトルにもあるように、実はANAが開発に携わっているんです。
2004年にANAが世界に先駆けてB787の導入を決め、新商品の販売前に購入を決めている「ローンチカスタマー」として開発に協力しました。
ANAのパイロットや技術者がボーイング社の開発現場に送り込まれ、ユーザーとして長年蓄積した知識や経験をもとに設計からデザインまで意見を出していき、B787を開発していきました。
そして開発の遅れや当初の設計との相違など紆余曲折を経て、2011年についにB787の1号機がANAにやってきて、世界で初めて導入されました。

このB787は最先端の革新的な技術が使われていて、最大の特徴は材料になります。
「鉄の塊が飛んでいる」とよく言われる通り、本来は材料に金属が使われることが多いですが、B787には機体の半分に炭素繊維強化プラスチックなど複合材料が使用されています。
それまで一番多く使われていたB777が10%ほどだったので、どれだけ多いかわかりますね。
その複合材料の多く使用したことで、軽量化と強度の向上を実現し、空気抵抗の少ない構造も相まって燃費が良くなりました。
居住性も良くなり快適さが増しているので、本当に最新鋭の飛行機となっています。
そして実はANA以外にも日本を代表する企業が多く関わっている機種でもあります。
ボーイング社はアメリカの企業ですが、このB787の部品には日本メーカーの素材が数多く使用されていて、機体の35%を富士重工、三菱重工、川崎重工の3社が担当していて、さらに複合材料の炭素繊維は東レが担当しています。
他の機種にも日本製の素材は使われていますが、最も多くてもB777の21%だったので、B787でついに1/3の割合を超えて「準国産」と言われるほどになりました。

ここまでB787の経緯を説明してきましたが、ここからは見た目の特徴について紹介していきます。
B787の見た目には以下のような特徴があります。
(1)非常口は片側に4つ
(2)翼が先にかけて細くなってピンと伸びている
(3)エンジンの後方がギザギザしている
(4)しっぽが尖っている
(5)メインギアと呼ばれる機体の真ん中にある車輪が左右それぞれ4本ずつ

こちらの角度の写真だと翼がピンと伸びているのがわかりやすいですかね。
少し後方にカーブしているので、カギ爪のような感じですね。

エンジン部分を拡大してみると、後ろがギザギザしているのがわかるかと思います。
他の機種はギザギザしていないので、エンジン部分がB787を見分ける一番のチェックポイントだと思います!

しっぽはこの角度がわかりやすいです。
B767のしっぽ以上に絞られていて尖っています。
ボールペンの先端みたいな形ですね。
また、B787には「-8」「-9」「-10」と3つの派生型があるのですが、その派生型の見分け方も紹介しようと思います。
それぞれ長さが違いますが、見慣れるまでは並んでないとパッと見でわかりにくいので、機体前方の前から1つ目と2つ目の非常口の間の窓を見てもらえると、一発でどの派生型かわかります。

B787-8型機は、1つ目と2 つ目の非常口の間の窓の塊が1セットになります。

B787-9型機は、1つ目と2 つ目の非常口の間の窓の塊が1.5セットになります。

B787-10型機は、1つ目と2 つ目の非常口の間の窓の塊が2セットになります。
ぜひ空港でB787を見かけて、どの型番か見分けるときの参考にしていただけたらと思います!
ちなみに僕はボーイングの機種のうちB787が一番好きです!
ピンと伸びている翼が美しくて好きなんです…
そしてその翼が飛んでいるときにしなる姿も好きで…
この魅力伝わるかな笑
機材表記は、国内線が「78M(国際線仕様)」「78P」「78G」「789」「78K」、国際線は「788」「789」「781」になるので、B787に搭乗するときにはぜひ翼に注目してもらいたいです!!!
【シートマップ】
■国内線
78M(B787-8) / 78P(B787-8) / 78G(B787-9) / 789(B787-9) / 78K(B787-10)
■国際線
788(B787-8) / 789(B787-9) / 781(B787-10)
ANAがB787を導入してから2021年で10周年を迎えて、B767の40周年記念の特設サイトのように、B787の10周年記念の特設サイトがあるので、こちらもぜひチェックしてみてください!
【787 10周年プロジェクト】
特設サイト
以上、B787の紹介でした。