ANAの飛行機を間近で見られる格納庫の見学ツアー/ANA Blue Hangar Tour

飛行機
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先日、ANAの訓練施設の見学ツアー「ANA Blue Base Tour」について紹介しましたが、今回はANAが企画しているもう1つのイベント「ANA Blue Hangar Tour」を紹介したいと思います!

「ANA Blue Hangar Tour」は羽田空港の敷地内にあるANAの飛行機を整備している格納庫を見学できるツアーになります。

格納庫「ANA Blue Hangar」は、ANAの中でも「e.TEAM ANA」と呼ばれる整備部門が活躍する場所になります。

この整備部門の「e.TEAM ANA」とは、以下ANAグループの航空部門2社と整備部門5社を合わせた総称になります。

・ANA
・AKX(ANAウィングス)
・LTC(ANAラインメンテナンステクニクス)※担当:ライン整備
・BTC(ANAベースメンテナンステクニクス)※担当:ドック整備
・ETC(ANAエンジンテクニクス)※担当:エンジン整備
・CTC(ANAコンポーネントテクニクス)※担当:装備品整備
・AAS(ANAエアロサプライシステム)※担当:整備物流

「ANA Blue Hangar Tour」では、「e.TEAM ANA」の紹介があったり、格納庫内で実際に整備中の機体や整備士の作業を間近で見られたりして、パイロットやCA、グランドスタッフのように表には出てこないけど、航空会社の要とも言えるとても重要な役割を担って空の安全を支えている様子を見ることができます。

ANAの採用情報のページで「e.TEAM ANA」の紹介やANAグループの仕事図鑑を見つけたので、参考にリンクを貼っておきます。

【ANAグループ(整備部門)採用情報】
e.TEAM ANA:https://www.ana.co.jp/group/recruit/maintenance/
【ANAグループ仕事図鑑】
仕事図鑑:https://www.ana.co.jp/group/recruit/pdf/shigoto-zukan_2109.pdf

冒頭で羽田空港の敷地内に「ANA Blue Hangar」があると書きましたが、場所は羽田空港の東京湾寄りの端にあり、D滑走路の近くにあります。

最寄り駅は東京モノレールの「新整備場駅」になり、徒歩15分ほどになります。(ちなみに基本的に空港内は地上を徒歩移動ができないですが、第1ターミナルから新整備場駅までの間は歩いて移動することができるので、距離はありますが第1ターミナルから歩いて行くこともできます。)

駅から無料連絡バスもツアー時間に合わせて運行していて、バスだと5分ほどになります。

駅は地下にあるので駅から地上に出ると、右手に「JALスカイミュージアム」が入っているビル、左手に滑走路があり、間の歩道を真っ直ぐ少し進むと「ANA Blue Hangar」の方向に向かって延びる道路があり、その道路を挟んだ向かい側にファミリーマートがあります。

そのファミリーマートの前に無料連絡バスのバス停があるので、バスを利用する場合はそちらで待機してください。

無料連絡バス
無料連絡バス

上の写真のバスが無料連絡バスになりますが、ANAを前面に押し出したデザインですね!

こちらのバスに乗車して、受付や展示スペースがある「ANAコンポーネントメンテナンスビル」に向かいます。

ちなみに向かう途中で環八をまたがっている橋を通るのですが、その橋はドラマ「GOOD LUCK!!」の撮影で使われた橋になります!

バスだと分かりにくいですが、もし歩いて向かう場合はぜひチェックしてみてください!

「ANAコンポーネントメンテナンスビル」に到着すると、入り口で警備員さんにまず予約確認メールを見せてからビルの中に入ります。

受付

ビルに入ると左手に受付があるので、そちらで受付を済ませてください。

受付の反対側の右手にはセブンイレブンがあるのですが、そこではANAグッズも販売されていて、ここでしか売っていない限定グッズもあるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!

展示スペースの入り口

ビルの入り口から見て向かい側の突き当たり、上の写真のような壁があるのですが、こちらは展示スペースの入り口でこの壁の裏側に飛行機に関わるさまざまなものが展示されています!

ツアー前やツアー後の空き時間にぜひ覗いてみてください。

ツアーの流れですが、まず「e.TEAM ANA」の解説が30分ほどあり、その後60分ほど格納庫見学が行われます。

左:格納庫見学用ゲート/右:セミナールーム入口

受付の横に格納庫に向かうためのゲートやセミナールームがあるので、ツアー開始時間までにセミナールームに入り、決められた席で待っていてください。

時間になったらANAの社員の方からツアーについての説明や「e.TEAM ANA」の解説が始まります。

解説が終わったらいよいよ格納庫見学が始まり、社員の方の指示に従って格納庫まで移動します。

格納庫に向かう途中で保安検査場のような場所で手荷物検査があり、バッグの中身までは見せないですが、軽く手荷物のチェックがあります。

そして手荷物検査が終わるとついに格納庫に入ることができます!

整備中のイーブイジェット

格納庫への入り口は3階部分にあるので、格納庫に入ってすぐ格納庫内を一望することができます!

僕は2回参加したことがあるのですが、そのうちの1回で上の写真に写っている整備中のイーブイジェットを見ることができました!

イーブイジェットの垂直尾翼
B777-200

2階に降りるとさらに機体へと近づきます。

ここまででもこんなに間近で見られて感激です…

B777-200
B777-200のノーズ・ギア

ついに1階に降りるとこのように整備士やグランドハンドリングと同じ目線で大迫力の飛行機を間近で見られます…!

トリプルセブンの顔ってイケメンですよね。

イーブイジェットの顔
B777-200の後方部分

整備中の機体はその時々で違って、参加するたびに色々な機体を見られるので、何度参加しても新鮮で楽しいです。

どの機体が見られるかは運次第!

B787のエンジン

上の写真のように解体された整備中のエンジンも見ることができます。

格納庫内の様子

格納庫をiPhoneのパノラマで撮ってみたのですが、7機も駐機できるのでめっちゃ広いです!

B737-500「スーパードルフィン」
B737-500「スーパードルフィン」

格納庫の端っこには、現在は引退していて整備士の訓練専用機として使用されているB737-500、通称「スーパードルフィン」も駐機しています。

格納庫からの景色

格納庫の目の前はA滑走路があるのですが、格納庫のシャッターが開いているときは、目の前に滑走路が広がる素敵な景色を見ることができます。

C-3PO™ ANA JET
C-3PO™ ANA JET

そして目の前が滑走路なので、運が良いと飛行機の離着陸を目の前で見ることができます!

A滑走路なので、南運用時はRWY 16Rからの離陸、北風運用時はRWY 34Lへの着陸を見られます!

1時間ほどかけて一通りぐるっと回ったら、「ANAコンポーネントメンテナンスビル」に戻って格納庫ツアーは終了となります。

以上が「ANA Blue Base Tour」の紹介でした。

飛行機を間近で見られる上に無料で参加できるイベントなので、「ANA Blue Base Tour」以上に大人気で、開催日の30日前の9時30分から予約開始されるのですが、開始2〜3分で枠が埋まります…笑

マジで争奪戦です笑

そのためもし参加したい日の予約をする際は、予約開始前からサイトにアクセスして9時30分ちょうどにページを更新するように準備して待機してください。

複数人で予約する場合は、同伴者の情報も入力しないといけないのですが、同伴者の情報は後から変更できるので、自分自身の情報だけなど最低限だけ入力してすぐに予約完了するようにしてください。

「ANA Blue Base Tour」に興味ある方の参考になれば嬉しいです。

【ANA Blue Hangar Tour】
■HP・SNS等
HP:https://www.anahd.co.jp/group/tour/ana-blue-hangar/
■開催日
火曜〜土曜
■休館日
日曜、月曜、祝日、年末年始
■開催時間
①9時30分~11時/②11時~12時30分/③13時30分~15時/④15時~16時30分
■予約開始日
見学希望日30日前の09時30分から
予約開始日早見表:https://www.anahd.co.jp/group/tour/ana-blue-hangar/assets/pdf/schedule_2405.pdf
■対象年齢
小学生以上(満6歳に達した日の翌日以後に4月1日を迎えた方)
■見学可能人数
1〜48名
■料金
無料
■アクセス
住所:〒144-0041 東京都大田区羽田空港3-5-5
電車:東京モノレール「新整備場駅」より徒歩15分
バス:「新整備場駅」より無料連絡バスで5分

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