こんにちは、たかみーです！
9月に秋田へ一人旅した際に2日目にお昼ご飯で食べた秋田名物「稲庭うどん」の人気店「寛文五年堂」を紹介したいと思います。
お店の紹介に入る前に…
皆さんは「そうめん」「ひやむぎ」「うどん」の違いを知っていますか？
僕は太さや作り方の違いかな？と思っていたのですが、今回初めて稲庭うどんを食べてみて、うどんにしては細めでそうめんみたいだなと思ったので調べてみたら、そうめんは直径1.3mm未満、ひやむぎは直径1.3mm以上1.7mm未満、うどんは1.7mm以上なんだそうです。
うどんと言えば讃岐うどんが代表的だと思いますが、讃岐うどんのような一般的なうどんの太さは3.5mm前後が多いのに対して、稲庭うどんはひやむぎに近い太さのようです。
そして製法もそうめんに近いみたいなので、僕が「そうめんみたい」と感じた印象も強ち間違いではなかったようです。
そんな稲庭うどんですが、秋田県湯沢市稲庭町が発祥の手延べうどんで、日本三代うどんの一つに数えられています。
稲庭うどんは江戸時代初期に麺類を製造していた佐藤市兵衛の製法技術を、稲庭吉左衛門が受け継いで改良を加えて製法を確立させたことが始まりで、当時は秋田藩主に献上されていて一般人は食べられなかった高級品だったそうです。
製法は一子相伝で門外不出でしたが、後に二代目佐藤養助に特別に伝授されました。
この佐藤養助は現在も続いている稲庭うどんで1番有名なお店になります。
1972年（昭和47年）に佐藤養助が製法を公開してから製造量が増加して、一般人にも稲庭うどんが普及しました。
一般人も食べられるようになったのがつい最近だったのは驚きですよね…！
上で書いた通り稲庭うどんと言えば江戸時代から続く佐藤養助で知名度も人気も1番ですが、それと同じくらい有名で人気なのが僕が訪れた寛文五年堂になります。
寛文五年堂は、稲庭うどんの製法が公開された翌年の1973年に創業しました。
会社や本店は稲庭うどん発祥の地の稲庭町にありますが、秋田駅近くにも直営店の「寛文五年堂 秋田店」があります。
稲庭うどんは通常は乾麺ですが、寛文五年堂では生麺も提供しています。
この生麺はかつて流通が未発達だった時代に商品化することができず、職人とその家族だけが食べていました。
そのため「幻のうどん」と言われています。
メニューの中に稲庭うどんの生麺と乾麺の両方を楽しめる味比べがあるので、稲庭うどんを初めて食べる方はぜひこの味比べを食べてみてください！
稲庭うどんの味比べには、他の秋田名物とセットになっているメニューもあります。
今回僕はきりたんぽもどこかのタイミングで食べたいなと思っていたのですが、ちょうどたんぽ餅とのセットもあったので味噌たんぽセットを注文しました！
左が生麺で右が乾麺になります。
つゆは通常のめんつゆとクルミ入りのごま味噌つゆの2種類です。
最初に通常の乾麺、その次に生麺と交互に食べて、つゆも交互につけて食べ進めて違いを味わいました。
乾麺はとてもなめらかで喉もスルッと通ってさっぱりしていました！
生麺はコシがあってとてもモチモチしてて歯ごたえがありました！
どっちの方が好みかと聞かれたら、個人的には生麺の方が好きですかね…！
セットの味噌たんぽも初めて食べましたが、弾力が強くモチモチしてて美味しかったです。
いぶりがっこもついてるので、秋田名物を一度にいくつも楽しめて大満足でした。
最初に書いた通り稲庭うどんは佐藤養助が1番有名でそちらに行きたい方も多いと思いますが、寛文五年堂もぜひ食べに行ってみてください！
佐藤養助は秋田駅直結の駅ビルの「トピコ」や秋田駅前の「西武百貨店」の中にもありますが、トピコの方は前を通ったらめっちゃ混んでました。
寛文五年堂は秋田駅から10分ほどの「エリアなかいち」という商業施設の中に入っています。
少し歩きますが佐藤養助よりは入りやすいですし、エリアなかいちには秋田犬ステーションがあって秋田犬を見ることができます。
また、近くにハスが綺麗な千秋公園もあって食事の前後に観光も楽しめるので、ぜひ稲庭うどんの候補として寛文五年堂も検討してみてください。
【寛文五年堂 秋田店】
■HP・SNS等
HP ／ 食べログ
■営業時間
11時〜14時
17時〜21時30分（ラストオーダー：21時）
■定休日
水曜日
■支払い方法
現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済
※変更されている場合あり
■アクセス
住所：〒010-0001 秋田県秋田市中通1-4-3 エリアなかいち 1F
電車：秋田新幹線・JR奥羽本線・JR羽越本線「秋田駅」より徒歩10分
